千葉県八街市で2002年3月、タクシー運転手の男性が刺殺された事件で、別の強盗事件で服役し出所したスリランカ人の男が関与を認める供述をしていることが17日、捜査関係者への取材で分かった。
千葉県警は容疑が固まり次第、殺人容疑で逮捕する。捜査関係者によると、現場に残された運動靴が男のものと確認され、県警が事情を聴いていた。
男は07年3月、千葉県内で起きた強盗事件の容疑者として逮捕された。既に服役を終えて出所し、強制送還の手続きのため大阪府の入国管理局の関連施設に移された。事件は同市八街の路上で02年3月24日未明、市内のタクシー運転手、細井勝一さん(当時60)が、帰宅途中に刃物で腹や腕などを刺されて死亡。
道路脇に止めた自分の車の横で若い男と口論する様子を近所の住民が目撃。車内には細井さんの財布が残されていた。現場で犯人のものとみられる運動靴とニット帽が見つかり、県警が流通経路や、付着した微物などを調べていた。
2012.7.17