殺人でブラジル人逮捕

12日午後4時50分ごろ、群馬県伊勢崎市との境にある埼玉県本庄市で「女性が出血し倒れている」と通行人の男性から119番通報があった。救急隊が駆け付けると、伊勢崎市のブラジル国籍女性(43)が上半身を刺されており、搬送先の病院で死亡が確認された
同県警は13日に殺人の疑いで男を逮捕し、詳しい経緯を調べている。

容疑者は住所不詳、アルバイト、ブラジル国籍の男(30)。逮捕容疑は12日午後4時50分ごろ、坂東大橋の歩道でブラジル国籍女性の胸などを複数回刺して殺害した疑い。

同県警本庄署によると、容疑を認めている。ブラジル国籍女性と同居していたという情報がある。通報の約1時間後、伊勢崎署管内の交番前で、服に血が付いた状態で座り込んでいた。
関係者によると、現場最寄りの八斗島町交番で当時は無人だった。警戒中の伊勢崎署員が発見した。

ブラジル国籍女性を知るという60代男性によると、ブラジル国籍女性はブラジル国籍男や別の男性、子どもと暮らしていたという。12日午後、ブラジル国籍男と歩いて外出するのを見たとした。

ブラジル国籍女性宅近くの女性は「昨年夏ごろ転居してきた。人付き合いはなく、どんな人か知らなかった」と話した。

2022.6.14

 

死体遺棄でタイ人を逮捕

川崎市中原区にあるマンションのごみ集積場で乳児の遺体が発見された事件で、神奈川県警は10日、死体遺棄容疑でタイ国籍のカオピアパニット・ジュン容疑者(23)=同区小杉町=を逮捕した。
「自分で産んだ赤ちゃんを捨てた」と容疑を認めているという。

2022.5.10

覚醒剤を販売目的で所持 イラン人逮捕

覚醒剤や乾燥大麻などを販売する目的で所持したとして、イラン国籍の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、イラン国籍で住所不定・無職のジャハニアン・ハミド容疑者(46)です。
警察によりますと、ハミド容疑者は4月2日、車の中で覚醒剤およそ19グラムや乾燥大麻およそ4グラムなどを販売する目的で所持した疑いが持たれています。
警察はハミド容疑者の認否を明らかにしていませんが、違法薬物の密売人とみて詳しく調べています。
ハミド容疑者は4月1日、警察官の職務質問から逃げ、一宮市で車4台が絡む事故を起こすなどして逮捕された自称イラン国籍の男と当時一緒に車に乗っていて、その後不法残留の疑いで逮捕されていました。

2022.5.12

スマートフォン詐取 ベトナム人逮捕

携帯電話販売店で偽造在留カードを示して他人に成り済まし、スマートフォンをだまし取ったなどとして、
大阪府警国際捜査課や門真署などは3月15日、詐欺や入管難民法違反などの疑いで、
自営業のヴィ・アイン・バウ・ラム容疑者(24)や無職のドアン・ホン・ソン容疑者(22)らベトナム国籍の男女10人を逮捕、書類送検したと発表した。

2022.3.16

殺人でネパール人留学生逮捕

福岡市東区塩浜のマンションで1月、ネパール国籍の留学生の男性(24)の遺体が見つかった事件で、福岡県警は16日、首を絞めて殺害したとして、殺人の疑いで、同居していたネパール国籍の留学生、ダカル・プラシャンタ容疑者(22)を逮捕した。「殺すつもりはなかった」と否認している。

また腰を蹴るなどの暴行を加えたとして、傷害の疑いで知人のネパール国籍で無職、ダルラミ・マガル・ディリップ容疑者(22)=同区和白=も逮捕した。

ダカル容疑者の逮捕容疑は1月7日午前3時ごろ、ひも状のものでバルシラ・スジャンさんの首を絞め、殺害したとしている。ダルラミ容疑者は同日午前1時~2時半ごろ、腰を複数回蹴るなどして軽傷を負わせたとしている。バルシラさんの死因は窒息だった。

2022.2.16

フィリピン人が放火容疑で逮捕

群馬県みどり市で、1人暮らしの73歳の男性が殺害され住宅が放火された事件で、群馬県警は、強盗殺人の疑いで逮捕したフィリピン国籍の容疑者を24日、放火の疑いで再逮捕しました。

群馬県みどり市笠懸町のアルバイト従業員で、フィリピン国籍のメンドーザ・パウロ容疑者(38)はことし3月、市内に住む船戸秋雄さん(当時73)の自宅で、船戸さんに暴行を加えて殺害し現金などを奪ったとして、強盗殺人の疑いで今月2日、逮捕されました。
警察によりますと、その後の捜査で、メンドーザ容疑者が何らかの方法で住宅の中に火をつけたことがわかったとして、警察は24日、放火の疑いで再逮捕しました。
警察は、捜査に支障があるとして容疑者の認否を明らかにしていません。
これまでの捜査関係者などへの取材で、容疑者と船戸さんは、去年6月ごろに共通の知人を介して知り合ってから交流するようになり、事件当時の午後は船戸さんと一緒に市内に出かけていたとみられることがわかっています。
警察は、事件のいきさつや動機など、さらに詳しく調べることにしています。

2022..5.24

女性兵士をかたり、1200万詐欺 カメルーン人逮捕

トルコの女性兵士をかたり静岡県内の70代男性から計約1200万円をだまし取ったなどとして、沼津署は21日、カメルーン国籍の自称会社員、ンジョオ・エノンゲネ・ブレンダン容疑者(30)=東大阪市=を詐欺と窃盗の疑いで逮捕した。
ネットを通じて被害男性に「退役したら、日本にいるあなたと暮らしたい」との趣旨のメッセージを送信していたといい、親近感を抱かせて大金を詐取した可能性がありそう。
逮捕容疑は2021年3月上旬~下旬、仲間と共謀しネット交流サービス(SNS)や電子メール上で女性兵士や銀行関係者を装って被害者に近づいた上、退役時の給付金の受給手続きにかかる費用を肩代わりしてほしいなどと虚偽の説明を信じ込ませ、計約1200万円を指定口座に振り込ませたとしている。
さらに大阪府内のコンビニ店の現金自動受払機(ATM)から計約500万円を不正に払い出したとしている。

2022.5.22

ベトナム人グループが監禁身代金要求容疑で逮捕

愛知県刈谷市に住むベトナム人技能実習生の24歳の男性を連れ去って監禁し、母国の母親に身代金を要求して送金させたとしてベトナム国籍の容疑者4人が警察に逮捕されました。

逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で20代の▼大阪市西成区の無職、ファム・コン・タイン容疑者(23)や▼マイ・イック・フイ容疑者(23)など4人です。
警察によりますとことし3月、刈谷市内の路上で、ベトナム人技能実習生の24歳の男性を車に押し込んで連れ去った上、兵庫県内や大阪府内の集合住宅の1室などで監禁し、ベトナムにいる男性の母親に身代金を要求して、日本円でおよそ40万円を送金させた疑いがもたれています。
警察によりますと被害者の男性には賭博で多額の借金があり、ファム容疑者らはこの金を取り立てようと男性の母親に対してSNSやテレビ電話で、「身代金を支払わなければ、指を落とすなどする別のグループに引き渡す」などと脅していたということです。
身代金が支払われたあと、男性は大阪市内で解放され、けがなどはなかったということです。
警察が事件の詳しいいきさつを調べています。
警察は、4人の認否を明らかにしていません。

2022.5.17

ベトナム人を襲撃して現金奪う ベトナム人逮捕

おととし6月に新居浜市でベトナム人の男性が刃物で襲われ現金が奪われた事件で、新たに犯行グループと見られるベトナム人の男が23日夜に逮捕されました。

強盗致傷の疑いで逮捕されたのは住所・職業不詳でベトナム人のファン・チュオン・フン容疑者(25)です。

警察の調べによりますと、フン容疑者はおととし6月に新居浜市宮西町のコンビニエンスストアの駐車場でベトナム人の男性を刃物で切りつけた上、車に乗せ現金22万円などを奪った疑いがもたれています。

容疑の認否は明らかにされていません。

警察は名古屋出入国在留管理局をフン容疑者が訪れたという情報を元に所在を割り出し逮捕したということです。

この事件では4人が共謀の犯行として別のベトナム人の男1人が逮捕・起訴され、有罪判決が言い渡されています。

2022.5.24

不法滞在が北関東に集中するわけ

 群馬県みどり市の強盗殺人・放火事件で、強盗殺人容疑で逮捕されたフィリピン国籍のアルバイトの男(38)=入管難民法違反(不法残留)罪で起訴=は在留期限が切れてから約2年半、日本にいた。住まいを確保し、工場などで働き、日本人や外国人との集まりに加わって過ごしていたとみられる。
全国で6万人以上とされる不法残留者は本来就労できず、賃貸住宅などの契約も難しいはずだ。
なぜ暮らし続けることができたのか。

■アパート、車運転
捜査本部によると、男は2019年9月に短期滞在(15日)の在留資格で入国。
逮捕時は機械部品製造会社のアルバイトだった。

複数の地元関係者によると、別の企業で農業を手伝った時期もあった。
季節や景気によって仕事量は不安定だった可能性がある。事件前の3月にも「仕事がなくなる」と周囲に漏らしていたとされる。
アパートの部屋はある企業の借り上げで、同居女性がいた。近隣住民は日頃、メンドーザ容疑者が車を運転するのを見たと話す。

出入国在留管理庁によると、全国の不法残留者は1月時点で6万6759人。
県警は昨年、こうした不法滞在などの入管難民法違反容疑で外国人134人を摘発した。

ある警察関係者は正規滞在者が大部分だと断った上で、不法滞在の外国人は身近にいると話す。
仕事に就いて生活資金を得る例も多い。不法就労でも「雇い主が違法性の認識が薄いことが少なくない」という。

■真面目な印象
目立たないように振る舞うため、真面目だと捉えられることも。「印象が先行し、オーバーステイと知っても通報しない例はある」と解説。「察しても、面倒事に巻き込まれたくない人もいる」と付け加えた。

県内の監理団体の男性は、働いていると不審視されにくいため不法滞在者は「常に働き口を探している」と指摘する。
弱みに付け込み、ごく低賃金で働かせる業者もあると明かす。車や携帯電話は、接点のある日本人や日本に慣れた同国出身者に頼むか、インターネット上で安価な中古品を調達する。
今回とは異なるが、不法滞在者には失踪した技能実習生も含まれる。男性は「実習の前に金の流れなどを学べる機会を設け、互いの利益となる制度にしなければならない」と話した。

■人手不足で黙認
県内で凶悪事件を起こした外国人の裁判で証人に立った神戸大大学院の斉藤善久准教授は、不法滞在の外国人が北関東に多く集まり、交流サイトを駆使して住み着くと指摘する。
同国人と情報交換し、同居できるアパートや仕事のブローカーを探す」。人手不足の事業所で黙認のまま重宝される例もあるとした。

在日ベトナム人の駆け込み寺である大恩寺(埼玉県本庄市)の尼僧、ティック・タム・チーさん(44)は「困窮して体調を崩したり凶悪犯罪に手を染めたりする前に解決できる環境が必要だ」と話した。

2022.5.21