中国人元留学生に逮捕状 ソフト不正購入未遂容疑

中国人民解放軍人の妻から指示を受け、日本製の企業向けウイルス対策ソフトを不正に購入しようとしたとして、警視庁公安部は28日までに、詐欺未遂容疑で中国籍の元留学生王建彬容疑者(36)の逮捕状を取った。
同容疑者は中国に帰国しており、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する方針。

公安部は、軍人が中国軍のサイバー攻撃部隊「61419部隊」に所属していたとみて捜査。
日本企業のシステムの脆弱(ぜいじゃく)性を把握しようとしていたとみている。
公安部によると、王容疑者は2016年11月、未登記の法人情報や実在しない担当者名を使い、ウイルス対策ソフトの購入を申請した疑いが持たれている。
販売会社が不審点に気付き、申請を却下したという。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが同年にサイバー攻撃を受けた事件の捜査で、王容疑者が中国軍側の指示で不正を行っていた疑いが浮上した。

2021.12.28

ベトナム国籍の男が強制わいせつで逮捕

今月1日、大牟田市で自転車に乗っていた女性を無理やりおろして抱きついて体を触り、けがをさせたとして、ベトナム国籍の男が逮捕されました。

強制わいせつ致傷の疑いで逮捕されたのは、大牟田市歴木に住むベトナム国籍の技能実習生、レー・クオック・ハウ容疑者(26)です。

警察によりますと、レー容疑者は、1日午後8時半ごろ、大牟田市東泉町の路上を自転車で帰宅していた女性(19)の肩をつかんで自転車から降ろして、背後から口をふさぎ覆いかぶさるように抱きついて体を触り、首を捻挫させた疑いがもたれています。

警察は被害者の証言をもとに防犯カメラの映像などを捜査して、レー容疑者を特定、18日、逮捕しました。

警察の調べに対してレー容疑者は、「自転車にぶつかり倒れたが、女性には触れていない」と容疑を否認しています。

2002.1.8

劇団こぐま座トラック盗難 保管容疑でナイジェリア人・ウガンダ人2人逮捕、茨城

茨城県警鉾田署は12日までに、千葉県松戸市の等身大ぬいぐるみ人形劇団「こぐま座」の駐車場から盗まれたトラックを保管したとして、盗品等保管の疑いで男2人を逮捕した。署によると、10日に通行人が中古車販売会社で「こぐま座」と書かれたトラックを発見。報道で盗まれていたことを知り、通報していた。

署によると、逮捕したのはいずれも中古自動車販売業で、ナイジェリア国籍のオドエメナム・ンケマコラム容疑者(48)=水戸市姫子=とウガンダ国籍のカリッド・アリ容疑者(45)=千葉市花見川区花見川。

逮捕容疑は11日午前10時45分ごろ、茨城県鉾田市安塚の中古自動車販売会社で、時価約200万円相当の3トントラックを保管したとしている。

トラックには劇団の舞台装置や着ぐるみが積まれていた。署は盗まれた経緯を調べている。

2022.1.12

常磐線脱線炎上 ベトナム人被告に罰金40万円判決

茨城県土浦市のJR常磐線で3月、車を線路に放置し列車を脱線、炎上させたとして過失往来危険と道交法違反(無免許運転)の罪に問われたベトナム国籍で土浦市、工員、チャン・ドゥック・ハウ被告(27)の判決公判が5日、水戸地裁土浦支部で開かれた。福田恵美子裁判官は、チャン被告に求刑通り罰金40万円の判決を言い渡した。

判決理由で福田裁判官は「電車の乗客らが感じた恐怖や不安は大きく、その後の電車の運行に与えた影響も軽視できない」と指摘。無免許運転をした上、電車に危険を知らせる手だてを講じることもなく現場から逃げたことを踏まえ、「身勝手というほかない」と述べた。

判決などによると、チャン被告は3月26日午前0時3分ごろ、土浦市真鍋2丁目の国道125号で乗用車を無免許で運転し、同6分ごろ、同市木田余の県道で民家の塀に衝突した弾みで反対車線側のフェンスを突き破って線路に乗り上げ、車を乗り捨てて逃げ、下り普通列車と衝突させた。

2021.10.6

茨城・龍ケ崎4人刺傷事件 逃走のベトナム人男逮捕 男性への殺人未遂容疑

茨城県龍ケ崎市出し山町のアパートで18日未明、ベトナム国籍で31~28歳の男性3人と女性1人の計4人が刃物で腹や胸を刺されるなどした事件で、県警竜ケ崎署と県警国際捜査課は19日、男性1人に対する殺人未遂の疑いで、現場から逃走していた同国籍で同所、アルバイト作業員、ファン・ヴァン・クィン容疑者(30)を逮捕した。

逮捕容疑は18日午前1時8分ごろ、自宅で、知人の自称、神奈川県愛川町、職業不詳、男性(28)の腹部を刃物で刺し殺害しようとした疑い。男性は全治不詳の傷害を負った。

2021.12.19

外国人が少年に強制性交と強制わいせつで逮捕

モルディブ国籍の男が、温泉施設で10代の少年2人に性的暴行などをしたとして逮捕されました。

強制性交等などの疑いで逮捕されたのは、熊本市東区秋津の造園作業員 ナジャーフ・モハメド容疑者(46)です。

モハメド容疑者は今年7月24日の午後6時半ごろ、熊本市にある温泉施設の露天風呂で、10代の少年2人に対し性的暴行や下半身を触るなどした疑いが持たれています。

警察によりますと、露天風呂に他の客はおらず、少年2人はすぐに温泉施設に相談し通報を受けた警察が現場にいたモハメド容疑者に任意同行を求め、その後、捜査を進めていたということです。

モハメド容疑者は当初、警察の調べに対し「滑って手があたったことはある」と話していましたが、逮捕後は一転「僕がやったことではありません」と容疑を否認しています。

2021.12.8

外国人摘発急増1・1万人超 ベトナム、中国で過半数

警察庁は3日までに、2019年に全国の警察が摘発した来日外国人(永住者らを除く)が前年比573人増の1万1655人だったと発表した。
近年は横ばい傾向が続いている。
うちベトナム人が3365人(28.9%)、中国人が2948人(25.3%)で、この2カ国だけで全体の過半数を占めた。

警察庁によると、ベトナム人の摘発は化粧品の大量万引きなど窃盗の割合が高かった。
中国人は偽装結婚や在留カード偽造が多く、不正入手した他人のスマートフォン決済サービス情報を悪用し大量の商品をだまし取る犯罪も目立った。

国籍別ではベトナム、中国に次いでフィリピン746人、タイ509人、ブラジル508人、韓国454人など。

「刑法犯」での摘発は前年より281人少ない5563人で、うち殺人は10人増の48人。
「特別法犯」は前年比854人増の6092人で、うち不法残留などの入管難民法違反が4279人と多くを占めた。

在留資格別では「短期滞在」が2437人(20.9%)で最も多く、他に「留学」2121人(18.2%)、「技能実習」2103人(18.0%)など。外国人の就労拡大のため19年4月に新設した「特定技能」は摘発者がなかった。