ベトナム人グループが監禁身代金要求容疑で逮捕

愛知県刈谷市に住むベトナム人技能実習生の24歳の男性を連れ去って監禁し、母国の母親に身代金を要求して送金させたとしてベトナム国籍の容疑者4人が警察に逮捕されました。

逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で20代の▼大阪市西成区の無職、ファム・コン・タイン容疑者(23)や▼マイ・イック・フイ容疑者(23)など4人です。
警察によりますとことし3月、刈谷市内の路上で、ベトナム人技能実習生の24歳の男性を車に押し込んで連れ去った上、兵庫県内や大阪府内の集合住宅の1室などで監禁し、ベトナムにいる男性の母親に身代金を要求して、日本円でおよそ40万円を送金させた疑いがもたれています。
警察によりますと被害者の男性には賭博で多額の借金があり、ファム容疑者らはこの金を取り立てようと男性の母親に対してSNSやテレビ電話で、「身代金を支払わなければ、指を落とすなどする別のグループに引き渡す」などと脅していたということです。
身代金が支払われたあと、男性は大阪市内で解放され、けがなどはなかったということです。
警察が事件の詳しいいきさつを調べています。
警察は、4人の認否を明らかにしていません。

2022.5.17